病棟で勤務する看護師の事を、病棟看護師といいます。実際、自身や家族の入院時に病棟看護師にお世話になった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。日常ではあまり接する機会がなくとも、自分や大切な人の病気で関わる度に、ありがたく頼もしく感じる職業といえます。
病棟看護師の業務内容は想像を超えるほど多岐にわたります。ドラマやドキュメントなどを見ても、常時忙しいイメージがあるものですが、その仕事に向いていれば、大きなやりがいを感じられる現場といえます。そこでここでは、病棟の仕事が向いている方の特徴を挙げてみたいと思います。
病棟看護師に向いている方の特徴としてまずいえるのが、コミュニケーションが得意であること。その中でも、特に人と接することが好きという気持ちが大きければ、尚良いでしょう。病棟では主に患者と常時関わることになり、患者の生活をサポートする機会が多くなります。
当然、患者やその家族からの信頼を得ることは重要なポイントとなります。患者が安心して治療に専念できる環境を整えることが看護師の役目なので、コミュニケーション能力に自信がある方は、無理なく働けるでしょう。
そして患者だけではなく、他スタッフ同士での連携も求められます。医師や外来看護師、介護士などあらゆる医療従事者とチームで情報共有し、治療にあたることになります。特に看護師は、あらゆるスタッフと患者の橋渡しのポジションにいるため、意思疎通の仲介役となる資質も必要になってきます。ここをしっかり押さえて磨くことができれば、自身のモチベーションにつながるだけでなく、キャリアアップにも役立てられるでしょう。